ヨーロッパに野生の猿はいない

 

最近史劇系の映画をよく見る。

今日は「アレキサンダー」を鑑賞した。オリヴァーストーン監督、コリンファレル主演でアレクサンダー大王の生涯を描く。

 

この映画の時代背景は紀元前400年くらいだけど、ほんの数百年前まで死と隣り合わせで生きていた時代だったんだなぁと不思議な感覚になる。

そりゃ、宗教を創って神にすがる原理が理解出来る。そうなるしかない。

 

むしろ現代のように神の存在が否定されてきた時代は生きづらい人には大変なんだろうなぁ。

昔のヴァイキングのように死ぬ事で英雄になれると確信できる時代の方が清々しいかもしれない。

インディアン達の争いも、今と意味合いが違う。暗い政治とかに関係なく、領土や富、自由解放も無関係で、食料を守ったり、目の前にいる家族を守る為の戦い。戦闘が終わったら宴を開催し、誇りを感じ、また死と隣り合わせの日々を生きていく。

 

アレキサンダー」を観て、ヨーロッパ地域には像や、猿が生息していなかった事を初めて知った。像はなんとなくいないだろうなぁとは思ってたけど。そりゃ像を戦闘に使う民族を初めて見ると恐ろしいよね。

戦闘に使う像を「戦像」って言うらしい。三國無双を思い出した。

 

ちなみにこの映画は興行的には大失敗だったらしい。