「危険な情事」を単にメンヘラホラー映画と捉えてはいけない
久しぶりにマイケルダグラス主演の「危険な情事」(1987)を鑑賞。
簡単に説明すると、家族持ち男の不倫で不倫相手の逆上を買い、人生めちゃくちゃにされるという話。
これは10代の内に男女関わらず見ておくべき映画だと思う。実際に経験して反省する前に、この映画を見ておくと失敗しないかもしれない。
ジャンルとしてホラー映画になっているけど、精神病んだメンヘラをホラー扱いしていいのか。。笑
一応精神病な訳だし、その女性のバックグラウンドは描かれてないけど何か過去にトラウマなり何かあると思う。
ただ、ホラー演出は凄く臨場感あってめちゃくちゃ怖かった。
デヴィッドフィンチャーの「ゴーン・ガール」も同じだけど”女性怖い”っていう感想は危険だと思う。かといって”男の自業自得だ”っていう事とも違う。
人の恐ろしさ、7つの大罪(「貪食」、「淫蕩」、「金銭欲」、「悲嘆(心痛)」、「怒り」、「アケーディア(嫌気、霊的怠惰)」、「虚栄心(自惚れ)」、「傲慢」)を理解して、自分の心の動きをしっかり客観視しないといけない。
落ち着いて自分をコントロールし続けないといけない。そんな事を気づかせる映画だと思う。